神経整体の研究・学会発表と、医療現場での導入

神経整体は、街の整体院で行われているだけの手技ではありません。その考え方と技術は、医学・工学の学会で継続的に研究発表が行われ、医療機関や医療系専門学校でも導入・採用が進んでいます。このページでは、神経整体がどのように評価されてきたのかを、できるかぎり具体的にご紹介します。

「整体って、なんだか怪しくないだろうか」——そう感じている方にこそ、読んでいただきたい内容です。

学会での研究発表

神経整体の大きな特徴は、施術による体の変化を「気持ちよかった」という感覚ではなく、測定した「数値」で確かめている点です。医学の分野だけでなく、工学の分野の学会でも発表を行ってきました。

2021年|第26回 日本顔学会大会(フォーラム顔学2021)

2021年9月18〜19日・オンライン開催。演題「顔面・身体神経麻痺治療の革新的リハビリテーションによる機能改善の比較評価(Evaluation of innovative rehabilitation method in the treatment of facial paralysis and tetraplegia)」。発表者は田渕達也・湯浅将英・小城絢一朗(神経医科学研究所/湘南工科大学)。

2021年|HCGシンポジウム2021

電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ主催/2021年12月15〜17日。医学だけでなく、工学分野の学会でも神経整体に関する発表を行いました。人と技術の関わりという観点から検討されたものです。

2021年|疲労科学の学術大会

2021年7〜8月・オンライン開催。疲労と自律神経という観点から発表を行っています。

2024年|第7回 大阪呼吸ケア・リハビリテーション研究会

2024年12月7日。演題「呼吸困難への最新アプローチ ~呼吸リハビリテーション×神経整体~」(田渕達也ら)。呼吸のリハビリテーションと神経整体を組み合わせたアプローチについての発表です。

2025年|日本統合医療学会

演題「新しいアプローチ 神経整体の紹介と医療機関への導入例の紹介」。医療機関へ実際に導入された事例をまとめた発表です。

研究発表で報告された数値

これらの発表では、施術の前後で自律神経の状態を数値で測定し、その変化を比較しています。使用したのは、疲労科学研究所製の自律神経測定センサー「VM302」です。学会で報告された数値の一部をご紹介します。

一般的な指圧との比較

  • 一般的な指圧のあと/交感神経 +41%・副交感神経 +3%・神経機能全体 +17%
  • 神経整体のあと/交感神経 +556%・副交感神経 +554%・神経機能全体 +380%

交感神経と副交感神経の一方だけが大きく上がるのではなく、両方が同じように変化している点が特徴です。どちらかを抑え込むのではなく、神経全体のはたらきが底上げされる形で変化していることを示しています。

顔面・身体の神経麻痺に対するランダム化比較試験

  • 被験者291名(3歳〜88歳・平均48.7歳)
  • 明確な変化が見られた割合 75.3%(219/291)

ランダム化比較試験は、結果が偶然や思い込みによるものでないかを確かめるための方法です。幅広い年代を対象に行われている点も、この研究の特徴です。

※このページで紹介しているのは、学会で発表された研究のデータです。変化の程度には個人差があり、特定の結果を保証するものではありません。体調に不安がある場合は、まず医療機関にご相談ください。

医療機関での導入

神経整体は、実際の医療の現場でも導入が始まっています。

  • きたにし耳鼻咽喉科(北西剛 院長)/リハビリケアの一環として、神経整体が導入されています。
  • 呼吸器疾患のリハビリテーション/呼吸のリハビリと組み合わせた取り組みが行われています。
  • 耳鼻咽喉科・がん治療クリニック/それぞれの現場で導入が始まっています。
  • 医療従事者への指導/呼吸器の専門病院では、医療従事者の方々へ神経整体を用いたリハビリテーションの指導も行っています。

施術を受ける側としてだけでなく、医療に携わる方々が「学ぶ対象」として神経整体に関心を寄せてくださっている——これは、私たちにとって大きな意味を持っています。

教育の現場と、学びに集う医療人

医療を学ぶ専門学校のゼミにも、神経整体の考え方が取り入れられています。これから医療の現場に立つ方々が、学びの段階で神経整体に触れているということです。

さらに、柔道整復師・鍼灸師・理学療法士など、国家資格を持つ医療の専門家が全国から1,000名以上、神経整体を学びに訪れています。技術を持った専門家が、あらためて学びに来る——この事実そのものが、神経整体という技術の一つの評価だと考えています。

神経整体を体系化した人物

神経整体を体系化したのは、柔道整復師の国家資格を持つ田渕達也(タブチ神経整体院 総院長/神経整体T-Group 代表)です。

「痛いところだけを追いかけても、根本は変わらない」——長年、体の不調と向き合う中で得たこの気づきが出発点になりました。体の司令塔である脳(中枢神経)をはじめ、体の動きにかかわる運動神経、痛みなどを感じ取る感覚神経、そして自然治癒力に大きく関わる自律神経。これらあらゆる神経に目を向け、一人ひとり、どの神経が乱れているのかを細かくチェックしていく——この考え方が、神経整体の土台になっています。

現在では、この考え方に共感した施術家によって全国140店舗以上の加盟院へ広がり、加盟院すべてが同じ理念を共有しています。

同じ名前を使う、無関係な事業者にご注意ください

近年、「神経整体」という名称を用いながら、私たちとはまったく関係のない事業者による事案が報じられることがあります。ここでご紹介している神経整体は、田渕達也が体系化し、学会発表や医療機関での導入を重ねてきた技術であり、そうした事業者とは別の技術であり、一切関係がありません

お近くの加盟院かどうかは、全国の加盟院一覧でご確認いただけます。ここに掲載されている院が、神経整体T-Groupの正式な加盟院です。

安心して、一歩を踏み出していただくために

ここまでご紹介してきたのは、神経整体が「確かな裏づけとともに広がってきた技術である」ということです。とはいえ、数字や実績だけで決めていただく必要はありません。まずは今のつらさを、お近くの施術者に話してみてください。

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