「出産のあと、骨盤まわりがぐらつくような、不安定な感じがある」
「体型が戻りにくく、腰やお尻に負担を感じる」
「赤ちゃんのお世話に追われて、自分の体は後回しになっている」
もしあなたが今こんな毎日を過ごしているなら、はじめにお伝えしたいことがあります。その産後の不調は、決して「気のせい」でも「がまんするしかないもの」でもありません。同じように悩まれた方が、少しずつ本来の体を取り戻していく——そんな姿を、私たち神経整体T-Groupは全国で見てきました。
このページでは、そもそも産後の骨盤まわりに何が起きているのか、なぜ不調が続いてしまうのか、そして「神経整体」という体へのアプローチが何を大切にしているのかを、分かりやすくお伝えしていきます。

産後の骨盤の不調とは、どのような状態なのか
妊娠から出産にかけて、女性の体は赤ちゃんを迎え、産み出すために、骨盤まわりをはじめ大きく変化します。この変化はとても自然でだいじなものですが、産後の体はしばらくのあいだ、不安定さや疲れやすさを抱えやすい時期でもあります。
骨盤まわりの不安定さは、腰やお尻、股関節の負担につながったり、姿勢のクセを生んだりすることがあります。さらに、慣れない育児で同じ姿勢が続いたり、睡眠が細切れになったりすることも重なり、体全体のバランスがかたよりやすくなります。産後の不調が、腰・肩・気分など、いくつも重なりやすいのはそのためです。
ここで大切なのは、体を支え、動かし、整えているのは「神経」だということです。だからこそ神経整体では、骨盤まわりだけを見るのではなく、体全体のバランスとあらゆる神経のはたらきに目を向け、今あなたの体でどこに負担が集中し、どの神経が乱れているのかを、ていねいに見極めていきます。
産後の骨盤の不調のセルフチェック — あてはまるものはありますか
産後、骨盤まわりの不安定さや不調を感じている方の、よくある感じ方です。
いくつあてはまったでしょうか。数が多いほど重いということではありません。ご自身の状態を言葉にしておくと、施術者に伝えるときにも役立ちます。
なぜ、産後のケアを受けても元に戻ってしまうのか
ここに来られる前に、あなたはきっと「そのうち戻るはず」と、自分のことを後回しにしてこられたはずです。育児のあいまに少しケアをしても、また元に戻ってしまい、「自分の体をかまう時間なんてない」とあきらめかけてしまう方も少なくありません。
実は、これには理由があります。産後のケアの多くは、ゆるんだ場所を締める、硬いところをゆるめる——という形へのアプローチです。ですが、産後の骨盤まわりの不安定さや不調は、形そのものよりも、変わっていく体をどう支えるかを決めている神経の伝わり方が深く関わっていることがあります。抱っこや授乳で同じ姿勢が続く毎日の中では、支え方の偏りも積み重なっていきます。形だけを整えても、支え方が変わらなければ元へ戻ってしまう。これが繰り返しの正体です。
だからこそ向き合うべきなのは、「今のこの体は、どう支えようとしているのか」という視点です。この考え方が、神経整体という手法の出発点になっています。
産後の骨盤の不調の背景として、考えられること
骨盤は「開いたまま」なのではなく、支え方が変わっています
産後の不調というと「骨盤が開いたまま」と説明されることがあります。ただ、より実際に近いのは、骨盤そのものより、それを支える体全体の使い方が以前とは変わっている、という捉え方です。妊娠中に重心が前へ移り、その状態で数か月過ごし、出産を経て、今度は抱っこの日々が始まる。支え方が変わるだけの出来事が、続けて起きているのです。
「そのうち戻る」が、必ずしも起きない理由
体は自然に元へ戻ろうとします。ただしそれには、戻るための条件が要ります。十分に休めること、体を偏りなく使えること。産後は、そのどちらもそろいにくい時期です。抱っこ、授乳、夜間の起き上がり——新しい負担が毎日重なります。戻らないのは、体力が足りないからでも、努力が足りないからでもありません。条件のほうが整っていないのです。
片側に乗せる抱っこが、偏りを固定します
子どもを腰に乗せて抱くとき、多くの方は無意識に同じ側を選びます。利き手を空けたいからです。これが毎日続くと、骨盤の高さや体重のかけ方に左右差が生まれ、その形で体が安定していきます。神経整体T-Groupが抱っこの姿勢までうかがうのは、日常の中でいちばん回数の多い動作だからです。
神経整体とは — 変化していく体に合わせて見極める整体
神経整体とは、体の動きや状態をコントロールしている「神経の伝わり方」に着目した整体の手法です。妊娠、出産、そして産後——女性の体は、短い期間のあいだに姿勢も重心も大きく変わっていきます。ホルモンの波も重なり、体の使い方は以前と同じではなくなります。それなのに、日々の抱っこや授乳は待ってくれません。
神経整体T-Groupがこうしたお悩みに向き合うとき、大切にしているのは「今のこの体に、何が起きているのか」を確かめることです。以前の体を基準にするのでも、一般的な産後の型に当てはめるのでもありません。強い力でほぐしたり、骨盤を無理に動かしたりすることはなく、手全体でやさしく触れていきます。
ひとくちに神経といっても、その役割はさまざまです。体の司令塔である脳(中枢神経)をはじめ、体の動きにかかわる運動神経、痛みなどを感じ取る感覚神経、そして自然治癒力に大きく関わる自律神経——神経整体では、これらあらゆる神経にアプローチしていきます。そのうえで、一人ひとり、どの神経が乱れているのかを細かくチェックし、「どの神経へアプローチすれば、体のお悩みは変化していくのか」を見極めていくことを、何より大切にしています。体の状態が日々変わっていく時期だからこそ、この見極めが欠かせません。
施術に用いるのは、「通電の手(つうでんのて)」と呼ばれる、そっと触れるやさしいタッチです。痛みを伴わないため、体力が戻りきっていない時期でも受けていただけます。この技術は柔道整復師である田渕達也が体系化し、全国140店舗以上の加盟院へ広がりました。体には本来、自分で整おうとする力が備わっています。神経の流れがスムーズになると、その力が働きやすくなる——神経整体は、その後押しをするという立場に立っています。

産後や女性特有のお悩みで訪れたとき、どんなふうに進むのか
「子どもを連れて行けるのか」「産後どのくらいから受けられるのか」というご質問をよくいただきます。対応は加盟院によって異なりますので、事前にご相談ください。おおまかな流れは次のとおりです。
- 1. お話をうかがう/出産からの経過、抱っこや授乳の姿勢、睡眠の取れ方。体のことだけでなく、今の生活のリズムもうかがいます。
- 2. 体の状態を確かめる/立ち方や重心、抱っこの姿勢のくせを見ていきます。以前の体と比べるのではなく、今の状態を基準に確かめます。
- 3. 手全体でやさしく触れる/「通電の手(つうでんのて)」と呼ばれるやさしいタッチです。骨盤を強く締めたり、体を無理に動かしたりはしません。
- 4. これからの過ごし方をお伝えする/抱っこの仕方や、短い時間でできる休み方などをお話しします。
体調やお子さんの状況で予定が変わることもあります。無理のない範囲で進めていきましょう。
産後向けのケアと、どこが違うのか
産後のケアというと、骨盤をベルトで締める、強く矯正するといった方法を思い浮かべる方が多いかもしれません。神経整体T-Groupでは、そうした強い力を使う方法はとりません。体力が戻りきっていない時期に強い刺激を加えることは、かえって負担になりうると考えているためです。
見ているのは、つらさという「結果」ではなく、その手前で体へ指令を送っている神経の伝わり方と、変化していく体全体のバランスという「土台」です。決まった手順を全員に行うのではなく、その日の体の状態を確かめたうえで進めていく。「今のこの体に合わせる」という点が、一般的な産後ケアとの一番の違いです。

産後・女性のお悩みに向き合うとき、私たちが大切にしていること
私たちが何より大切にしているのは、目の前の一人ひとりに寄り添うことです。同じ「産後の骨盤の不調」でも、つらさの出方も、これまでの経過も、抱えている不安も、人によってまったく違います。だからこそ、マニュアル通りに体をさわるのではなく、その方の背景や気持ちごと受け止めることを何より大事にしています。
全国140店舗以上に広がった今も、加盟院すべてが同じ理念を共有し、「無理をさせない」「押し売りをしない」「一人で抱え込ませない」という姿勢を大切にしています。はじめての場所に足を運ぶのは勇気がいるものです。その一歩を、安心して踏み出していただける場所でありたいと考えています。
神経整体は、医療の現場からも注目されています
神経整体は、街の整体院だけの手技ではありません。きたにし耳鼻咽喉科(北西剛院長)ではリハビリケアの一環として導入されているほか、呼吸器疾患のリハビリテーションやがん治療クリニックでも導入が始まっています。学会でも継続的に研究発表が行われており、施術前後の自律神経の変化は数値で測定・報告されています。体調が揺れやすい時期だからこそ、こうした裏づけのある場所を選んでいただきたいと考えています。
※学会で発表された研究のデータです。変化の程度には個人差があり、特定の結果を保証するものではありません。
導入先や学会発表の詳細は 神経整体の研究・学会発表と医療現場での導入 をご覧ください。
日常で気をつけたいこと — 産後の骨盤の不調とお付き合いするために
産後の骨盤まわりの不調とお付き合いされている方へ。できる範囲で構いません。
- 抱っこは体の正面で、左右を入れ替える/片側の腰に乗せ続けないこと。これが最も効きます。
- 床からの立ち上がりを減らす/おむつ替えは台の上や椅子に座って。上下動の回数そのものを減らしてください。
- 寝返りは膝を立ててから/体全体で向きを変えると、骨盤まわりへの負担が減ります。
- 片足立ちの動作に気をつける/靴下をはく、ズボンをはくときは、座って行ってください。
- 短くても横になる時間を作る/10分で構いません。支え続けている骨盤を休ませてあげてください。
産後の骨盤の不調でお悩みの方から、よくいただくご質問
Q. 産後どのくらいから受けられますか? 体に負担はありませんか?
手全体でやさしく触れる施術ですので、体への負担は少なくすみます。受けはじめる時期は、お体の回復の具合によって一人ひとり異なりますので、まずは今の状態をうかがったうえで、無理のない形を一緒に考えていきます。産婦人科の先生から注意を受けていることがあれば、それも教えてください。
Q. 子どもを連れて行ってもいいですか?
店舗によって対応が異なりますので、事前にお近くの神経整体T-Groupへご確認ください。「子連れでも大丈夫か不安」という声はとても多くいただきます。遠慮なくご相談ください。
Q. 産後どのくらいから受けられますか?
お体の回復には個人差がありますので、産後の経過をうかがったうえで判断します。健診で経過に問題がないと確認されてからをおすすめしています。帝王切開の場合や、経過に指示が出ている場合は、その内容を必ずお知らせください。
Q. 骨盤矯正のように、強く締められるのでしょうか?
いいえ。骨盤を強く締めたり、動かしたりする施術は行いません。手全体でやさしく触れるだけです。体力が戻りきっていない時期に強い刺激を加えることは、かえって負担になりうると考えています。
Q. 産後どのくらいから受けられますか? 子どもを連れて行けますか?
お体の回復には個人差がありますので、産後の経過をうかがったうえで判断します。健診で経過に問題がないか確認されてからをおすすめしています。お子さん連れで受けられるかは加盟院によって異なりますので、ご予約の際にお尋ねください。
Q. 授乳中ですが、受けても大丈夫ですか?
お薬を使う施術ではありませんので、授乳中でも問題ありません。手全体でやさしく触れる施術で、骨盤を強く締めたり体を無理に動かしたりもしません。授乳の時間に合わせて予定を組みますので、遠慮なくお知らせください。
Q. どのくらいのペースで通えばいいですか?
お体の状態と、今の生活のリズムによって一人ひとり異なります。この時期はご自身の予定どおりに動けないことも多いので、通いやすさを優先して一緒に決めていきます。予定の変更も気兼ねなくご相談ください。

「私さえ我慢すれば」と、抱え込まなくて大丈夫です
「自分のことは後回し」——がんばるお母さんほど、そうなりがちです。けれど、あなたの体を大切にすることは、わがままではありません。同じ悩みを抱えた方が、もう一度自分らしい体と毎日を取り戻していく。そのお手伝いをするために、私たちは全国にいます。
まずは、あなたのお近くの神経整体T-Groupの施術者に、今のつらさを話してみませんか。何をどうすればいいか分からない不安も、話すだけで少し軽くなることがあります。それが、変わっていくための最初の一歩になります。
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