産後の疲れ・気分の落ち込み

明るい院内で背中にやさしく手をあてる神経整体T-Groupの施術

「出産してから、疲れがずっと抜けず、体が重い」
「うれしいはずなのに、涙が出たり、気分が沈んだりする」
「がんばっているのに、うまくできていない気がして、自分をせめてしまう」

もしあなたが今こんな毎日を過ごしているなら、はじめにお伝えしたいことがあります。その疲れや気分の落ち込みは、決して「気のせい」でも「母親失格だから」でもありません。同じように悩まれた方が、少しずつ穏やかな毎日を取り戻していく——そんな姿を、私たち神経整体T-Groupは全国で見てきました。

このページでは、産後の疲れや気分の揺れと体との関わり、そして「神経整体」という体へのアプローチが何を大切にしているのかを、分かりやすくお伝えしていきます。

赤ちゃんを抱きながら腰のつらさを感じているお母さん

産後の疲れ・気分の落ち込みとは、どのような状態なのか

出産は、女性の体にとって大きな出来事です。そのあとの体は、大きく変化したホルモンのバランスを整えなおしながら、慣れない育児と、細切れの睡眠のなかで、回復の時期を過ごすことになります。心と体に大きな負担がかかりやすいのは、とても自然なことなのです。

疲れがとれにくかったり、気分が揺れやすかったりする背景には、この時期のホルモンの揺れと、それを受け止める自律神経のはたらきが深く関わっていると言われています。体を回復させ、活動と休息を切り替える神経が、大きな負担のなかで揺らぎやすくなるためです。だからこそ、「気持ちの問題」として一人で抱え込むと、かえって出口が見えにくくなってしまうことがあります。

ここで大切なのは、心と体の橋渡しをする神経も、体全体の神経のはたらきと切り離せないということです。だからこそ神経整体では、体のあらゆる神経に目を向け、体を整えることを通して、心と体が回復していく後押しをしたいと考えています。※気分の落ち込みが強く続くときは、産婦人科や心療内科など専門の医療機関にもご相談ください。

産後の疲れ・気分の落ち込みのセルフチェック — あてはまるものはありますか

産後の疲れや気分の落ち込みを感じている方の、よくある感じ方です。

まとまって眠れない日が続いている
横になっても、頭が休まらない
自分の時間が、ほとんど取れていない
涙が出やすくなった
子どもはかわいいのに、気持ちがついていかない
「私だけができていない」と感じることがある
誰にも弱音を吐けていない
体のあちこちが、あわせてつらい

いくつあてはまったでしょうか。数が多いほど重いということではありません。ご自身の状態を言葉にしておくと、施術者に伝えるときにも役立ちます。

なぜ、休んでも疲れが抜けていかないのか

ここに来られる前に、あなたはきっと「自分がしっかりしなきゃ」と、無理を重ねてこられたはずです。少し休めてもまた疲れが戻り、誰にも言えないまま、一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。

実は、これには理由があります。産後の疲れや気分の落ち込みのようなお悩みは、どこか一か所に原因があるというよりも、体全体のバランスや、体の状態を24時間調整している神経のはたらきが深く関わっていることが少なくありません。その場のリラックスや一時的な対処では、土台にあたる部分は変わらないまま。だから、少し楽になってもまた元に戻ってしまう——これが繰り返しの正体です。

だからこそ向き合うべきなのは、「なぜ体がその状態になっているのか」という全体の視点です。この考え方が、神経整体という手法の出発点になっています。

産後の疲れ・気分の落ち込みの背景として、考えられること

回復するための条件が、そろいにくい時期です

産後は、出産という大きな出来事を経た体が回復していく時期です。ところが同時に、まとまって眠れない、自分のペースで食事を取れない、休みたいときに休めない——回復に必要な条件が、いちばんそろいにくい時期でもあります。疲れが抜けないのは、体力が落ちたからでも、努力が足りないからでもありません。条件のほうが整っていないのです。

「私だけができていない」ではありません

周りは上手にやっているように見え、自分だけがうまくできていないと感じる——この時期、本当に多くの方が同じことを感じています。ですが、見えている部分と、実際の中身は違います。うまくいっていない部分は、たいてい人には見せないからです。ご自身を、見えている誰かと比べないでください。

医療機関に相談してよいことです

産後の気分の落ち込みは、我慢して乗り切るべきものではありません。産後健診で相談できますし、そのための窓口もあります。神経整体T-Groupは、体の面からお手伝いをする立場であって、医療の代わりにはなりません。つらさが強いときは、必ず医療機関にご相談ください。

神経整体とは — 変化していく体に合わせて見極める整体

神経整体とは、体の動きや状態をコントロールしている「神経の伝わり方」に着目した整体の手法です。妊娠、出産、そして産後——女性の体は、短い期間のあいだに姿勢も重心も大きく変わっていきます。ホルモンの波も重なり、体の使い方は以前と同じではなくなります。それなのに、日々の抱っこや授乳は待ってくれません。

神経整体T-Groupがこうしたお悩みに向き合うとき、大切にしているのは「今のこの体に、何が起きているのか」を確かめることです。以前の体を基準にするのでも、一般的な産後の型に当てはめるのでもありません。強い力でほぐしたり、骨盤を無理に動かしたりすることはなく、手全体でやさしく触れていきます。

ひとくちに神経といっても、その役割はさまざまです。体の司令塔である脳(中枢神経)をはじめ、体の動きにかかわる運動神経、痛みなどを感じ取る感覚神経、そして自然治癒力に大きく関わる自律神経——神経整体では、これらあらゆる神経にアプローチしていきます。そのうえで、一人ひとり、どの神経が乱れているのかを細かくチェックし、「どの神経へアプローチすれば、体のお悩みは変化していくのか」を見極めていくことを、何より大切にしています。体の状態が日々変わっていく時期だからこそ、この見極めが欠かせません。

施術に用いるのは、「通電の手(つうでんのて)」と呼ばれる、そっと触れるやさしいタッチです。痛みを伴わないため、体力が戻りきっていない時期でも受けていただけます。この技術は柔道整復師である田渕達也が体系化し、全国140店舗以上の加盟院へ広がりました。体には本来、自分で整おうとする力が備わっています。神経の流れがスムーズになると、その力が働きやすくなる——神経整体は、その後押しをするという立場に立っています。

神経整体T-Groupの施術者。安心して相談できる笑顔で迎えます

産後や女性特有のお悩みで訪れたとき、どんなふうに進むのか

「子どもを連れて行けるのか」「産後どのくらいから受けられるのか」というご質問をよくいただきます。対応は加盟院によって異なりますので、事前にご相談ください。おおまかな流れは次のとおりです。

  • 1. お話をうかがう/出産からの経過、抱っこや授乳の姿勢、睡眠の取れ方。体のことだけでなく、今の生活のリズムもうかがいます。
  • 2. 体の状態を確かめる/立ち方や重心、抱っこの姿勢のくせを見ていきます。以前の体と比べるのではなく、今の状態を基準に確かめます。
  • 3. 手全体でやさしく触れる/「通電の手(つうでんのて)」と呼ばれるやさしいタッチです。骨盤を強く締めたり、体を無理に動かしたりはしません。
  • 4. これからの過ごし方をお伝えする/抱っこの仕方や、短い時間でできる休み方などをお話しします。

体調やお子さんの状況で予定が変わることもあります。無理のない範囲で進めていきましょう。

産後向けのケアと、どこが違うのか

産後のケアというと、骨盤をベルトで締める、強く矯正するといった方法を思い浮かべる方が多いかもしれません。神経整体T-Groupでは、そうした強い力を使う方法はとりません。体力が戻りきっていない時期に強い刺激を加えることは、かえって負担になりうると考えているためです。

見ているのは、つらさという「結果」ではなく、その手前で体へ指令を送っている神経の伝わり方と、変化していく体全体のバランスという「土台」です。決まった手順を全員に行うのではなく、その日の体の状態を確かめたうえで進めていく。「今のこの体に合わせる」という点が、一般的な産後ケアとの一番の違いです。

神経整体T-Groupで施術者が丁寧に話を聞くカウンセリングの様子

産後・女性のお悩みに向き合うとき、私たちが大切にしていること

私たちが何より大切にしているのは、目の前の一人ひとりに寄り添うことです。同じ「産後の疲れ・気分の落ち込み」でも、つらさの出方も、これまでの経過も、抱えている不安も、人によってまったく違います。だからこそ、マニュアル通りに体をさわるのではなく、その方の背景や気持ちごと受け止めることを何より大事にしています。

全国140店舗以上に広がった今も、加盟院すべてが同じ理念を共有し、「無理をさせない」「押し売りをしない」「一人で抱え込ませない」という姿勢を大切にしています。はじめての場所に足を運ぶのは勇気がいるものです。その一歩を、安心して踏み出していただける場所でありたいと考えています。

神経整体は、医療の現場からも注目されています

神経整体は、街の整体院だけの手技ではありません。きたにし耳鼻咽喉科(北西剛院長)ではリハビリケアの一環として導入されているほか、呼吸器疾患のリハビリテーションやがん治療クリニックでも導入が始まっています。学会でも継続的に研究発表が行われており、施術前後の自律神経の変化は数値で測定・報告されています。体調が揺れやすい時期だからこそ、こうした裏づけのある場所を選んでいただきたいと考えています。

※学会で発表された研究のデータです。変化の程度には個人差があり、特定の結果を保証するものではありません。

導入先や学会発表の詳細は 神経整体の研究・学会発表と医療現場での導入 をご覧ください。

日常で気をつけたいこと — 産後の疲れ・気分の落ち込みとお付き合いするために

産後の疲れとお付き合いされている方へ。すべては難しくても、一つでも取り入れられるものがあればと思います。

  • 子どもが寝たら、家事より先に横になる/片づけは後でもできます。休息が先です。
  • 短くても、外の光を浴びる/玄関を開けるだけでも構いません。
  • 「できなかったこと」を数えない/今日できたことのほうを、一つだけ思い出してください。
  • 頼れるものは全部頼る/家族、行政のサービス、家事代行、宅配。使うことは、甘えではありません。
  • 誰かに話す/解決しなくても構いません。話すこと自体が、負担を軽くすることがあります。
こんなときは、まず医療機関へ気分の落ち込みが強く日常生活に支障が出ている、眠れない日が続いている、食欲が大きく落ちている、子どもや自分を傷つけたい気持ちがあるといった場合は、必ず医療機関や地域の相談窓口にご連絡ください。一人で抱え込まないでください。

産後の疲れ・気分の落ち込みでお悩みの方から、よくいただくご質問

Q. 産後の気分のことも、相談していいのですか?

産後の疲れや気分の揺れは、この時期のホルモンの変化と、それを受け止める自律神経のはたらきが深く関わっています。神経整体では、体を整えることを通して、心と体が回復していく後押しをしたいと考えています。ただし、気分の落ち込みが強く続くときは、産婦人科や心療内科など専門の医療機関にもご相談ください。

Q. 子どもを連れて行ってもいいですか?

対応は加盟院によって異なりますので、ご予約の際にお尋ねください。お子さん連れで受けられる院もあります。難しい場合でも、ご都合の合う時間帯を一緒に探しますので、遠慮なくご相談ください。

Q. こんなことで整体に行っていいのでしょうか?

もちろんです。「体のつらさ」としてお話しいただいて構いませんし、気持ちのことを話したくなければ話さなくて結構です。体が休まる時間を作ること自体に意味がある、と考えていただければと思います。

Q. 産後どのくらいから受けられますか? 子どもを連れて行けますか?

お体の回復には個人差がありますので、産後の経過をうかがったうえで判断します。健診で経過に問題がないか確認されてからをおすすめしています。お子さん連れで受けられるかは加盟院によって異なりますので、ご予約の際にお尋ねください。

Q. 授乳中ですが、受けても大丈夫ですか?

お薬を使う施術ではありませんので、授乳中でも問題ありません。手全体でやさしく触れる施術で、骨盤を強く締めたり体を無理に動かしたりもしません。授乳の時間に合わせて予定を組みますので、遠慮なくお知らせください。

Q. どのくらいのペースで通えばいいですか?

お体の状態と、今の生活のリズムによって一人ひとり異なります。この時期はご自身の予定どおりに動けないことも多いので、通いやすさを優先して一緒に決めていきます。予定の変更も気兼ねなくご相談ください。

Q. 一度ラクに感じても、また戻ってしまいませんか?

抱っこや授乳で同じ姿勢が続く毎日は変わりませんので、体が新しい支え方に慣れて安定するまでには、ある程度の時間がかかることが多いです。だからこそ、施術だけでなく、日常の抱き方や短い時間でできる休み方もあわせてお伝えしています。

つらさを気にせず外を元気に歩く男性

「私さえ我慢すれば」と、抱え込まなくて大丈夫です

「がんばっているのに、うまくいかない」——そんなふうに、一人で自分をせめてこられたかもしれません。けれど、そのつらさを一人で抱え込む必要はありません。同じ悩みを抱えた方が、もう一度自分らしい穏やかさを取り戻していく。そのお手伝いをするために、私たちは全国にいます。

まずは、あなたのお近くの神経整体T-Groupの施術者に、今のつらさを話してみませんか。何をどうすればいいか分からない不安も、話すだけで少し軽くなることがあります。それが、変わっていくための最初の一歩になります。

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この記事の監修
田渕 達也(柔道整復師/タブチ神経整体院 総院長・神経整体T-Group 代表)
神経整体を体系化した創始者です。国家資格を持つ医療人が全国から1,000名以上学びに訪れ、医療機関や医療系専門学校でも導入・採用が進んでいます。学会でも継続的に研究発表を行っています。

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