デスクワークによる首・肩のつらさ

神経整体T-Groupで首や肩まわりにやさしく手をあてる施術の様子

「午後になると、首の後ろが石のように固まっている」
「肩をぐるぐる回しても、その場かぎりで戻ってしまう」
「もう何年も、この状態が当たり前になっている」

もしあなたが今こんな毎日を過ごしているなら、はじめにお伝えしたいことがあります。そのデスクワークによる首・肩のつらさは、決して「気のせい」でも「仕事だから仕方ない」でもありません。同じように悩まれた方が、少しずつ夕方まで軽く働ける毎日を取り戻していく——そんな姿を、私たち神経整体T-Groupは全国で見てきました。

このページでは、なぜデスクワークによる首・肩のつらさが起こり、繰り返してしまうのか、そして「神経整体」という体へのアプローチが何を大切にしているのかを、分かりやすくお伝えしていきます。

パソコン作業のあと首や肩のつらさを感じている女性

デスクワークによる首・肩のつらさとは、どのような状態なのか

パソコンに向かうという姿勢は、体にとって「動かないまま働き続ける」という、なかなか特殊な状態です。頭は前へ、腕は前へ出したまま。しかも一日に何時間も、それが何年も続きます。休んでいるように見えて、実は休めていないというのが実際のところです。

ここで見落とされがちなのが、支え続けるという仕事の分担を決めているのは神経のはたらきだ、ということです。頭の重さを首だけで受け止めるのか、背中や肩甲骨まわりも一緒に引き受けるのか。その配分は、体の位置や張り具合を感じ取る感覚神経の情報をもとに、運動神経を通して決まっていきます。この配分が偏ると、いつも同じ場所だけが休みなく働き続けることになります。

だからこそ、肩を揉んでも、姿勢を意識しても、翌日にはまた同じ場所が張ってくることがあります。今あなたの体で、頭と腕の重さがどこへ集まっていて、どの神経が乱れているのかを、体全体から見極めていく視点が必要になります。

こんなときは、まず医療機関へ腕や手のしびれ、力の入りにくさが続くとき、強い頭の重さや吐き気をともなうとき、また安静にしていても痛みが続くときは、まず医療機関でご相談ください。

デスクワークによる首・肩のつらさのセルフチェック — あてはまるものはありますか

デスクワークで首や肩にくる方の、よくある感じ方です。

☐午後になるほど、首と肩が重くなってくる
☐一日のうち、座っている時間が6時間を超える
☐気づくと、画面に顔を近づけている
☐ノートパソコンをそのまま机に置いて使っている
☐肩に力が入ったまま作業していることに気づく
☐目の奥の重さも一緒に感じる
☐在宅勤務になってから、つらさが増した
☐休憩を取らずに数時間続けることがある

いくつあてはまったでしょうか。数が多いほど重いということではありません。ご自身の状態を言葉にしておくと、施術者に伝えるときにも役立ちます。

なぜ、揉んでもらってもすぐに元へ戻ってしまうのか

ここに来られる前に、あなたはきっと色々と試されてきたはずです。モニターの高さを変える、椅子を買い替える、一時間ごとに立ち上がる、寝る前にストレッチをする。良いと言われることは一通りやってきた。それでも夕方になると、また同じところが固まっている。「この仕事をしているかぎり仕方ない」と、あきらめてしまう方も少なくありません。

実は、これには理由があります。多くの施術は「硬くなっている場所」「痛い場所」を直接ゆるめようとします。もちろん、それで一時的に軽く感じることはあります。ですが、デスクワークによる首・肩のつらさは、その場所そのものよりも、脳と体をつなぐ神経の通り道で情報がどう伝わっているか、そして体全体のバランスが深く関わっていることがあります。指令の出方が変わらないまま筋肉だけをゆるめても、また同じ状態へ引き戻されてしまう。これが「その場しのぎ」を繰り返してしまう正体です。

だからこそ向き合うべきなのは、「その硬さを生んでいる指令は、どこから来ているのか」という体全体の視点です。この考え方が、神経整体という手法の出発点になっています。

デスクワークによる首・肩のつらさの背景として、考えられること

「悪い姿勢」より「動かない時間」

デスクワークのつらさは、姿勢の良し悪しだけで決まるわけではありません。どんなに良い姿勢でも、同じ形で固定され続ければ負担は積み重なります。逆に、姿勢が完璧でなくても、こまめに動いていれば積み上がり方は変わります。「良い姿勢を保つ」より「同じ姿勢を続けない」——この順番で考えると、ずっと現実的になります。

ノートパソコンは、体にとって無理のある形

ノートパソコンは、画面とキーボードが一体になっています。画面を見やすい高さにすると手が届かず、手を置きやすい高さにすると画面が下がる。どちらかを犠牲にするしかない構造です。多くの方は画面のほうを犠牲にし、うつむいた姿勢で何時間も過ごすことになります。台と外付けキーボードで分けるだけで、条件は大きく変わります。

在宅勤務で増えた理由

在宅勤務になってつらさが増したという方は少なくありません。ダイニングテーブルの高さが合わない、椅子が作業向きでない、そして何より、通勤や移動、席を立つ用事といった「動く機会」が消えたためです。会社では無意識に取れていた休憩が、家では取れなくなる。環境そのものが変わったのだと考えると、対処も見えてきます。

神経整体とは — 脳と体をつなぐ「通り道」に目を向ける整体

神経整体とは、体の動きや状態をコントロールしている「神経の伝わり方」に着目した整体の手法です。首から肩、腕、手へと続くこの場所は、司令塔である脳から出た指令が全身へ向かって降りていく、いわば大通りにあたります。同時に、手や指で感じ取った情報が脳へ戻っていく道でもあります。首や肩のつらさ、腕や手の違和感が、必ずしもその場所だけの問題として説明できないのは、このためです。

神経整体T-Groupがこの部分のお悩みに向き合うとき、注目するのは「通り道のどこで、伝わり方が乱れているのか」という点です。肩が硬いから肩を揉む、という発想ではありません。硬くなった筋肉を強い力でほぐしたり、首をボキボキと鳴らしたりすることは一切ありません。

ひとくちに神経といっても、その役割はさまざまです。体の司令塔である脳(中枢神経)をはじめ、体の動きにかかわる運動神経、痛みやしびれを感じ取る感覚神経、そして自然治癒力に大きく関わる自律神経——神経整体では、これらあらゆる神経にアプローチしていきます。そのうえで、一人ひとり、どの神経が乱れているのかを細かくチェックし、「どの神経へアプローチすれば、体のお悩みは変化していくのか」を見極めていくことを、何より大切にしています。首や肩に同じつらさを感じていても、その手前で何が起きているかは人によって違うからです。

施術では、手全体でやさしく触れる「通電の手(つうでんのて)」と呼ばれるタッチで、末梢から中枢までのつながりを整えていきます。この技術は柔道整復師である田渕達也が体系化し、その考え方に共感した施術家によって全国140店舗以上の加盟院へ広がりました。体には本来、自分で整いバランスを取り戻そうとする力があります。神経の流れがスムーズになると、その力が働きやすくなる——神経整体は、その後押しをするという立場をとっています。

神経整体T-Groupの施術者。安心して相談できる笑顔で迎えます

首や肩のお悩みで訪れたとき、どんなふうに進むのか

首は不安を感じやすい場所です。「首を鳴らされるのが怖い」という声も多くいただきます。神経整体T-Groupでは、首をひねったり鳴らしたりする施術は行いません。おおまかな流れは次のとおりです。

  • 1. お話をうかがう/一日の中でいつつらくなるか、どんな姿勢が続いているか、しびれや重さの範囲はどこまでか。腕や手の症状がある場合は、その広がり方も丁寧に確かめます。
  • 2. 体の状態を確かめる/首だけでなく、肩甲骨、背中、腕の動きまで見ていきます。首の負担は、その下から積み上がっていることが多いためです。
  • 3. 手全体でやさしく触れる/「通電の手(つうでんのて)」と呼ばれるタッチで、末梢から中枢までのつながりを整えます。首をひねる、鳴らすといった動作は一切ありません。
  • 4. これからの過ごし方をお伝えする/作業環境や休憩の取り方など、日常で調整できる点をお話しします。

その日のうちにすべてを判断していただく必要はありません。ご自身のペースで決めてください。

これまで通われた場所と、どこが違うのか

肩を揉んでもらうと、その場は軽くなる。けれど数日で戻る。首や肩のお悩みで、この繰り返しを経験された方は少なくありません。硬い場所を直接ゆるめる方法は、気持ちよさを感じられる一方で、その硬さを生んでいる指令が残っていると元に戻りやすいという面があります。

神経整体T-Groupが目を向けるのは、こりや痛みという「結果」ではなく、その手前で情報を伝えている神経の通り道と、体全体のバランスという「土台」です。首を鳴らす、強く揉むといった刺激は使いません。手全体でやさしく触れながら、体が本来のはたらきを取り戻していくのを後押しする——この一点が、これまで通われてきた場所との一番の違いかもしれません。

神経整体T-Groupで施術者が丁寧に話を聞くカウンセリングの様子

首や肩のお悩みに向き合うとき、私たちが大切にしていること

私たちが何より大切にしているのは、目の前の一人ひとりに寄り添うことです。同じ「デスクワークによる首・肩のつらさ」でも、つらさの出方も、これまでの経過も、抱えている不安も、人によってまったく違います。だからこそ、マニュアル通りに体をさわるのではなく、その方の背景や気持ちごと受け止めることを何より大事にしています。

全国140店舗以上に広がった今も、加盟院すべてが同じ理念を共有し、「無理をさせない」「押し売りをしない」「一人で抱え込ませない」という姿勢を大切にしています。はじめての場所に足を運ぶのは勇気がいるものです。その一歩を、安心して踏み出していただける場所でありたいと考えています。

神経整体は、学会でも研究発表が行われています

「整体って、なんだか怪しくないだろうか」——そう感じる方もいらっしゃると思います。神経整体は、医学と工学の両分野の学会で継続的に研究発表を行ってきました。顔面・身体の神経麻痺に対するランダム化比較試験(被験者291名)では明確な変化が75.3%と報告され、第26回 日本顔学会大会(2021年)やHCGシンポジウム2021(電子情報通信学会)で発表されています。神経の伝わり方に着目するという考え方が、専門家の場でも検討されてきたということです。

※学会で発表された研究のデータです。変化の程度には個人差があり、特定の結果を保証するものではありません。

発表の一覧や医療機関での導入状況は 神経整体の研究・学会発表と医療現場での導入 をご覧ください。

日常で気をつけたいこと — デスクワークによる首・肩のつらさとお付き合いするために

デスクワークによる首・肩のつらさを減らすために、意識していただきたいことです。

  • 30分から1時間に一度、立ち上がる/これが最も効きます。飲み物を取りに行く用事を作るのも一つの方法です。
  • ノートパソコンは台に乗せ、外付けキーボードを使う/費用も手間も小さく、効果が分かりやすい対策です。
  • 画面の上端が目の高さになるように/これで自然と顔が上がります。
  • 30分に一度、遠くを見る/20秒で構いません。目の緊張と首の緊張は連動します。
  • 肩をすくめて、ストンと落とす/入りっぱなしだった力に気づけます。
こんなときは、まず医療機関へ腕や手のしびれを伴う、力が入りにくい、今までにない強い頭の痛みがあるといった場合は、まず医療機関にご相談ください。

デスクワークによる首・肩のつらさでお悩みの方から、よくいただくご質問

Q. 姿勢が悪いのが原因だと言われます。姿勢を直せばよくなりますか。

姿勢に気をつけることは大切ですが、意識だけで保ち続けるのは、実はとても難しいことです。というのも、「どこにどれだけ力を入れておくか」は、意識ではなく神経のはたらきによって決まっているからです。神経整体T-Groupでは、姿勢を正すよう指導するのではなく、そもそもなぜその姿勢になるのかというお体の状態から見ていきます。

Q. 良い椅子を買えば変わりますか?

助けにはなります。ただ、どんなに良い椅子でも、同じ姿勢を続ければ負担は積み上がります。椅子を買う前に、まず「立ち上がる回数を増やす」ことを試してみてください。費用もかからず、効果が分かりやすい方法です。

Q. 仕事中にできることを教えてもらえますか?

はい。むしろ、通っていない時間にどう過ごすかのほうが大切だと考えています。席で数十秒でできること、画面や机の高さの調整、休憩の取り方など、今の職場環境で無理なくできる形をお伝えします。

Q. 首をボキボキ鳴らされませんか? 痛くないですか?

首をひねる、鳴らすといった施術は一切行いません。手全体でやさしく触れる施術ですので、首をさわられるのが怖いという方にも受けていただいています。ご高齢の方でも問題ありません。まずはお体の状態を丁寧にうかがうところから始めますので、ご安心ください。

Q. 病院にも通っています。併用しても大丈夫ですか?

もちろん大丈夫です。医療機関での診断や方針を尊重したうえで、体づくりの面からお手伝いをするのが神経整体T-Groupです。特にしびれを伴う場合は、医療機関での確認を受けたうえで通っていただくと安心です。今かかっている先生の判断を否定するものではありません。

Q. どのくらいのペースで通えばいいですか?

お体の状態や、これまでの経過によって一人ひとり異なります。デスクワークなど、同じ姿勢が毎日続く方は、はじめのうちは間隔をつめたほうが変化を確かめやすいことが多いです。生活のリズムに合わせて無理のないペースを一緒に考えていきます。

Q. 一度ラクに感じても、また戻ってしまいませんか?

日々の姿勢や作業環境は変わらないままのことが多いので、体が新しい状態に慣れて安定するまでには、ある程度の時間が必要になります。だからこそ施術だけに頼らず、日常で調整できる点もあわせてお伝えし、少し先を見すえて整えていくことを大切にしています。

つらさを気にせず外を元気に歩く男性

その重さを、一人で抱え込まなくて大丈夫です

「夕方になると、首も肩も限界で仕事に集中できない」——そんな毎日は、暮らしから少しずつ余裕を奪ってしまいます。けれど、その状態を一人で我慢し続ける必要はありません。同じ悩みを抱えた方が、もう一度夕方まで軽く働ける毎日を取り戻していく。そのお手伝いをするために、私たちは全国にいます。

まずは、あなたのお近くの神経整体T-Groupの施術者に、今のつらさを話してみませんか。何をどうすればいいか分からない不安も、話すだけで少し軽くなることがあります。それが、変わっていくための最初の一歩になります。

関連するお悩み

ほかのお悩みは コラム一覧 からご覧いただけます。

この記事の監修
田渕 達也(柔道整復師/タブチ神経整体院 総院長・神経整体T-Group 代表)
神経整体を体系化した創始者です。国家資格を持つ医療人が全国から1,000名以上学びに訪れ、医療機関や医療系専門学校でも導入・採用が進んでいます。学会でも継続的に研究発表を行っています。

関連記事

  1. 神経整体T-Groupで首や肩まわりにやさしく手をあてる施術の様子

    首の椎間板ヘルニア

  2. 神経整体T-Groupで首や肩まわりにやさしく手をあてる施術の様子

    猫背・巻き肩

  3. 神経整体T-Groupで首や肩まわりにやさしく手をあてる施術の様子

    首を回すと痛い

  4. 神経整体T-Groupで首や肩まわりにやさしく手をあてる施術の様子

    肩甲骨まわりの張り

  5. 神経整体T-Groupで首や肩まわりにやさしく手をあてる施術の様子

    首こりからくる頭の重さ

  6. 神経整体T-Groupで首や肩まわりにやさしく手をあてる施術の様子

    肘の痛み