「起こすとき、支えるとき、腰にすべてがかかってくる」
「自分が倒れるわけにはいかない、と思うと休めない」
「気づけば、自分のことは何年も後回しにしている」
もしあなたが今こんな毎日を過ごしているなら、はじめにお伝えしたいことがあります。その介護による腰のつらさは、決して「気のせい」でも「自分が我慢すればいい」でもありません。同じように悩まれた方が、少しずつ安心して支えられる毎日を取り戻していく——そんな姿を、私たち神経整体T-Groupは全国で見てきました。
このページでは、なぜ介護による腰のつらさが起こり、繰り返してしまうのか、そして「神経整体」という体へのアプローチが何を大切にしているのかを、分かりやすくお伝えしていきます。

介護をされている方の腰のつらさとは、どのような状態なのか
介護の場面で体にかかる負担は、想像以上に大きいものです。人を起こす、抱え上げる、支えながら移動する。これらはすべて、中腰のまま自分以外の重さを受け止める動作です。しかも、相手の動きに合わせるため、自分の都合のよいタイミングでは力を入れられません。
ここで大切なのが、とっさに支えるという反応を担っているのも神経のはたらきだ、ということです。相手がふらついた瞬間、考えるより先に体が反応します。その速さを実現しているのが神経です。予測できない負担が繰り返されると、その反応を担う場所へ偏りが生まれ、いつも同じところで受け止める体の使い方になっていきます。
そして何より、介護をされている方は、ご自身の不調を「言っている場合ではない」と後回しにされがちです。けれど、支える側の体が保たなければ、支えられる側にも影響します。今あなたの体で、負担がどこへ集まっていて、どの神経が乱れているのかを、体全体から見極めていく視点が大切になります。
介護をされている方の腰のつらさのセルフチェック — あてはまるものはありますか
介護をされている方の、腰まわりのよくある感じ方です。
いくつあてはまったでしょうか。数が多いほど重いということではありません。ご自身の状態を言葉にしておくと、施術者に伝えるときにも役立ちます。
なぜ、ほぐしても電気をあてても、腰はまた元に戻ってしまうのか
ここに来られる前に、あなたはきっと色々と工夫されてきたはずです。持ち上げ方を教わる、腰にベルトを巻く、福祉用具を使う、無理な体勢を避ける。それでも、とっさの場面ではそうも言っていられない。「自分が我慢すればまわる」と、つらさを口に出さないまま続けている方が、本当に多くいらっしゃいます。
実は、これには理由があります。多くの施術は「硬くなっている場所」「痛い場所」を直接ゆるめようとします。もちろん、それで一時的に軽く感じることはあります。ですが、介護による腰のつらさは、腰そのものよりも、体をどう支えるかを決めている神経の伝わり方と、上半身から下半身への力の受け渡し方が深く関わっていることがあります。土台にあたる部分が変わらないまま表面だけをゆるめても、腰はまた同じ支え方に引き戻されてしまう。これが「その場しのぎ」を繰り返してしまう正体です。
だからこそ向き合うべきなのは、「なぜ、この腰にだけ負担が集まっているのか」という体全体の視点です。この考え方が、神経整体という手法の出発点になっています。
介護をされている方の腰のつらさの背景として、考えられること
介護動作は、腰にとって最も条件が厳しい動きです
人を起こす、ベッドから車椅子へ移す、体を支える。これらはすべて、体から離れた位置にある重さを、中腰で扱う動作です。重い物を持つときの原則である「体に近づける」「膝を使う」を守りにくい場面が続きます。ご本人の体格や、その日の協力の度合いによっても変わるため、毎回同じようにはいきません。腰への負担が大きくなりやすいのは、こうした事情によるものです。
休めない、という条件が重なる
介護のつらさは、動作そのものだけではありません。夜間に起きる、まとまって眠れない、自分の時間が取れない。体を回復させる条件そのものが整いにくくなります。同じ負担でも、休めているときと休めていないときでは、体への残り方が変わります。「気合が足りない」といった話では、まったくありません。
ご自身を整えることは、遠回りではありません
「自分のことに時間もお金も使えない」——そうおっしゃる方が本当に多いです。ですが、支える側の体が限界に近づくと、介護そのものが続けられなくなります。ご自身を整えることは、わがままでも遠回りでもなく、続けていくために必要なことです。神経整体T-Groupが生活のリズムまでうかがうのは、そこも含めて一緒に考えたいからです。
神経整体とは — 腰の「痛む場所」ではなく、指令の通り道を見る整体
神経整体とは、体の動きや状態をコントロールしている「神経の伝わり方」に着目した整体の手法です。腰は上半身の重みを受け止め、その力を下半身へ渡していく、体の中継点にあたる場所です。負担が集まりやすい場所であると同時に、その負担をどう配分するかを決めているのは、筋肉そのものではなく、筋肉に指令を送っている神経の側です。
神経整体T-Groupが腰のお悩みに向き合うとき、まず考えるのは「なぜ、この方の腰にだけ負担が集中しているのか」ということです。腰が硬いから腰をゆるめる、ではなく、腰に無理をさせている指令の通り道はどこか——そこを見に行きます。硬くなった筋肉を強い力でほぐしたり、関節をボキボキと鳴らしたりすることはありません。
ひとくちに神経といっても、その役割はさまざまです。体の司令塔である脳(中枢神経)をはじめ、体の動きにかかわる運動神経、痛みなどを感じ取る感覚神経、そして自然治癒力に大きく関わる自律神経——神経整体では、これらあらゆる神経にアプローチしていきます。そのうえで、一人ひとり、どの神経が乱れているのかを細かくチェックし、「どの神経へアプローチすれば、体のお悩みは変化していくのか」を見極めていくことを、何より大切にしています。同じ腰のつらさでも、乱れている神経は人によって違います。だからこそ、その方に合わせた見極めが欠かせません。
施術では、手全体でやさしく体に触れる「通電の手(つうでんのて)」と呼ばれるタッチを用います。この技術は、柔道整復師である田渕達也が「痛いところだけを追いかけても、根本は変わらない」という気づきから体系化したもので、現在は全国140店舗以上の加盟院に広がっています。体は本来、自分で整おうとする力を持っています。神経の流れがスムーズになると、その力が発揮されやすくなる——神経整体は、無理に体を変えるのではなく、その後押しをするという考え方に立っています。

腰のお悩みで訪れたとき、どんなふうに進むのか
「腰が心配で、強く押されたらどうしよう」という不安をよくうかがいます。神経整体T-Groupでは、はじめから体に負担をかけるようなことはしません。おおまかな流れをご紹介します。
- 1. お話をうかがう/いつからつらいのか、どんな動きでつらくなるのか、朝と夜でどう違うのか。腰のお悩みは、生活の場面ごとに出方が変わることが多いため、そこを丁寧にうかがいます。
- 2. 体の支え方を確かめる/立ち方、座り方、体をひねる動き。腰そのものだけでなく、その腰をどう支えているかを見ていきます。
- 3. 手全体でやさしく触れる/「通電の手(つうでんのて)」と呼ばれる、そっと触れるタッチです。うつ伏せがつらい方には、体勢を変えて行います。痛みを伴わないので、力を抜いて受けていただけます。
- 4. これからの過ごし方をお伝えする/今の状態と、日常で気をつけたい動作、通い方の見通しをお話しします。
無理に長く通わせたり、強く勧誘したりすることはありません。
これまで通われた場所と、どこが違うのか
腰のつらさで整骨院やマッサージに通われた経験をお持ちの方は多いと思います。硬くなった腰を直接ゆるめる方法は、その場では確かに軽く感じられます。ただ、腰に負担を集めている支え方が変わらないままだと、しばらくすると戻りやすい——多くの方が繰り返してこられたのは、この点です。
神経整体T-Groupは、強さや刺激の量では勝負しません。見ているのは、痛みという「結果」ではなく、その手前で体に指令を送っている神経の伝わり方と、体全体の支え方という「土台」です。腰そのものを強くゆるめるのではなく、腰が無理をしなくてよい状態へ導いていく。「痛いところだけを追いかけない」からこそ、これまでとは違う変化を感じていただけることがあります。

腰のお悩みに向き合うとき、私たちが大切にしていること
私たちが何より大切にしているのは、目の前の一人ひとりに寄り添うことです。同じ「介護をされている方の腰のつらさ」でも、つらさの出方も、これまでの経過も、抱えている不安も、人によってまったく違います。だからこそ、マニュアル通りに体をさわるのではなく、その方の背景や気持ちごと受け止めることを何より大事にしています。
全国140店舗以上に広がった今も、加盟院すべてが同じ理念を共有し、「無理をさせない」「押し売りをしない」「一人で抱え込ませない」という姿勢を大切にしています。はじめての場所に足を運ぶのは勇気がいるものです。その一歩を、安心して踏み出していただける場所でありたいと考えています。
神経整体は、学会でも研究発表が行われています
神経整体は、街の整体院だけで行われている手技ではありません。顔面・身体の神経麻痺に対するランダム化比較試験(被験者291名・3歳〜88歳)では、明確な変化が見られた割合は75.3%(219/291)と報告されており、第26回 日本顔学会大会(2021年)などで発表されています。神経に働きかけるという考え方が、数値で確かめられてきた技術であることの裏づけです。
※学会で発表された研究のデータです。変化の程度には個人差があり、特定の結果を保証するものではありません。
学会発表の一覧、測定された数値、医療機関での導入状況は 神経整体の研究・学会発表と医療現場での導入 にまとめています。
日常で気をつけたいこと — 介護をされている方の腰のつらさとお付き合いするために
介護をされている方へ。すべては難しくても、一つでも取り入れられるものがあればと思います。
- ベッドの高さを上げる/かがむ角度が浅くなるだけで、腰の負担は大きく変わります。高さを変えられる場合は、ぜひ試してください。
- 移乗は、持ち上げず滑らせる/スライディングシートなどの福祉用具が使えないか、ケアマネジャーに相談してみてください。
- 足を前後に開いて支える/両足を揃えたまま支えると腰だけで受け止めることになります。前後に開くと体全体で支えられます。
- 「短く休む」を積み重ねる/まとまった休みが取れなくても、10分横になる時間を1日に何度か作るだけで違います。
- 一人で抱えない/ケアマネジャー、地域包括支援センター、家族。使えるものは使ってください。
介護をされている方の腰のつらさでお悩みの方から、よくいただくご質問
Q. 通う時間がなかなか取れません。
その事情は、多くの方に共通しています。だからこそ、通い方も含めてご相談いただければと思います。無理のないペースを一緒に考えていきますし、日々のなかでご自身の体にできることもお伝えします。「時間が取れないから」とあきらめてしまう前に、まずは一度お話をお聞かせください。
Q. 通う時間が取れそうにありません。
同じご事情の方は多くいらっしゃいます。通う間隔や時間帯は、ご都合に合わせて一緒に決めていきます。予定が急に変わることも前提のうえでご相談ください。無理に回数を重ねていただく必要はありません。
Q. 家でできることを教えてもらえますか?
はい。むしろ、通えないときにご自宅でどう過ごすかのほうが大切だと考えています。今の生活の中で無理なく続けられる形をお伝えします。数分でできること、動作のちょっとした変え方など、負担にならないものからお話しします。
Q. 腰に強い刺激を加えられませんか? 高齢でも受けられますか?
強く押したり、腰をひねって鳴らしたりすることはありません。手全体でやさしく触れる施術ですので、ご高齢の方や、腰に力を加えられるのが怖いという方にも受けていただいています。うつ伏せがつらい場合は、体勢を変えて行いますのでご相談ください。
Q. 病院で画像を撮って診断を受けています。通っても大丈夫ですか?
もちろん大丈夫です。医療機関での診断や方針を尊重したうえで、体づくりの面からお手伝いをするのが神経整体T-Groupです。今かかっている先生の判断を否定するものではありませんので、安心して続けてください。診断の内容をお聞かせいただけると、こちらも確認しやすくなります。
Q. どのくらいのペースで通えばいいですか?
お体の状態や、腰のつらさとどのくらい長く付き合ってこられたかによって、一人ひとり異なります。はじめのうちは間隔をつめて、体の変化を見ながら少しずつあけていくのが一般的です。無理のないペースを一緒に考えていきますので、通い方の不安も遠慮なくご相談ください。
Q. 一度ラクになっても、また同じように戻りませんか?
腰は毎日使い続ける場所ですので、体が新しい支え方に慣れて安定するまでには、ある程度の時間がかかることが多いです。だからこそ、その場の軽さだけを目指すのではなく、腰に負担が集まりにくい状態へ少し先を見すえて整えていくことを大切にしています。

腰のつらさを、一人で抱え込まなくて大丈夫です
「自分が倒れたらどうしよう、という不安がいつもある」——そんな毎日は、暮らしから少しずつ余裕を奪ってしまいます。けれど、その状態を一人で我慢し続ける必要はありません。同じ悩みを抱えた方が、もう一度安心して支えられる毎日を取り戻していく。そのお手伝いをするために、私たちは全国にいます。
まずは、あなたのお近くの神経整体T-Groupの施術者に、今のつらさを話してみませんか。何をどうすればいいか分からない不安も、話すだけで少し軽くなることがあります。それが、変わっていくための最初の一歩になります。
関連するお悩み
ほかのお悩みは コラム一覧 からご覧いただけます。



